全粒粉を3割配合したカンパーニュを紹介します。
手作りパンのいいところは、好きな配合でパンを作ることができること。
食物繊維を増やしたい!
ナッツで良質な脂質、栄養を摂りたい!
というような、ワガママな欲求に答えるパンが作れるんです♪
ということで、今回はクルミ、アーモンド、マカダミアナッツを使用して3種類のカンパーニュを作りました。
私のカンパーニュは全粒粉3割!
パンを作るときは、食物繊維やビタミンB群が豊富な全粒粉を2~3割使用します。
今回のカンパーニュ生地の材料はこちら。
ハード系のパンを作る時はいつも準強力粉リスドォルを使用し、この配合で作ってます。
▶リスドォル(日清製粉) / 2.5kg TOMIZ(富澤商店) フランス/ハードパン用粉(準強力粉) 準強力小麦粉
食物繊維が豊富な全粒粉。食物繊維の総量を比較してみたいと思います。
- 強力粉300gの場合 6.3g
- 3割を全粒粉に置き換えた場合 14.5g
になるんです!
食物繊維が倍以上増えるって、すごいですよね。
私はパン生地を4分割するので、1つの食物繊維量が1.6gから3.6gにUPするんです。
(日本食品成分表2020年版より)
食物繊維量は不足しやすいので、積極的に摂るようにしています。腸内細菌と上手にお付き合いしていくために不可欠です!
ちょっと話は脱線しますが、
カンパーニュについてブログに書くのは初めてです。実は、パンの中ではカンパーニュが好きで、今まで1番沢山作っています。
私が10年以上前にパン作りを始めた時、失敗続きで悔しくて悔しくて、6か月間毎日必ずパンを1つ以上作っていました。
そこで、とってもお世話になったのがこちらの本。
高橋雅子さん、すごくリスペクトしてました。
以前はこちらの本を参考に天然酵母でパンを作っていましたが、現在は仕事をしているので管理が難しいな~と思い、ドライイーストに頼りっぱなしです。
プチカンパーニュアレンジ3種
カンパーニュを手作りするメリットは、なんといっても好きな材料をたっぷり入れられることと、材料の組み合わせを変えられること。
大好きなナッツはたっぷり入れています。甘~いのが苦手なので、甘味が強いドライフルーツは、ナッツの半分くらいの量に抑えています。
では、ナッツたっぷりなプチカンパーニュをご紹介します!
くるみ×ドライフィグ
プチプチした食感が口の中で楽しめるのが、ドライフィグの魅力。私はクルミが大好きなので、いつでもなんでもクルミを入れたがります(笑)
■材料
- 準強力粉(リスドォル) / 210g
- 北海道産全粒粉 / 90g
- 塩 / 5g
- さとう / 20g
- 水 / 200ml
- ドライイースト / 3g
- ドライいちじく / 60g
- クルミ 素焼き / 100g
アーモンド×レーズン
いつもクルミを入れてしまうので、今回はアーモンド。アーモンドは抗酸化ビタミンであるビタミンEが豊富なのが魅力です。
100g中のビタミンEは、くるみ・1.2mg、アーモンド・30.3mgです。
だいぶ違いますよね!求めている栄養素の違いによって使用するアーモンドを替えることも楽しいです。
■材料
- 準強力粉(リスドォル) / 210g
- 北海道産全粒粉 / 90g
- 塩 / 5g
- さとう / 20g
- 水 / 200ml
- ドライイースト / 3g
- サルタナレーズン / 60g
- アーモンドロースト / 100g
マカダミア×チョコ
マカダミアといえばチョコレート。チョコレートは健康効果が高いと言われています。そのためには、カカオポリフェノールが豊富な高カカオチョコ(70%以上)を使用するのがオススメ。
パン屋さんに行ってもあまりマカダミアナッツの入ったパンを見かけません。だからこそ、このパンを食べた時のレア感がたまらなく幸せでした(笑)
■材料
- 準強力粉(リスドォル) / 210g
- 北海道産全粒粉 / 90g
- 塩 / 5g
- 砂糖 / 20g
- 水 / 200ml
- ドライイースト / 3g
- 高カカオチョコ / 60g
- 無塩ロースト マカダミアナッツ / 100g
食物繊維が豊富な全粒粉をたっぷり使用して作ろう!
食物繊維は不足している栄養素の1つ。
最近の報告では、1日の平均摂取量が14g前後とのことです。
日本人の食事摂取基準2020年版では、18~64歳の場合、男性21g、女性18g以上が基準とされていているので、平均と比べると頑張って摂らなきゃいけないな~と思います。ですが、本来はもっと摂った方がよいと言われているので、意識して摂る必要があります。
食物繊維は腸内環境を整える役割がありますが、腸内環境が良くなると、
- アレルギーの改善
- お肌の調子が良くなる
- 自律神経を整えててくれる
- 生活習慣病やがん予防になる
など、様々なよいことが期待できます。
だからこそ、 やっぱりパンは全粒粉たっぷり使いたいな~。
最近、全粒粉について記載したので、次は全粒粉5割で焼いてみようかな~と考え中。