全粒穀物について書きます!
精製された穀物よりも、全粒穀物のほうが体に良いということはご存知ですよね。
食物繊維やビタミンB群が豊富なのが全粒穀物の特徴です。
身体によいものを食べたい!
より健康的なものを選びたい!
ということは、多くの方が感じていることではないでしょうか。
そのためには、選び方について知っておくことが大切です!
ですが、実際にどのくらい全粒穀物が配合されているか知っていますか?
健康的だと思ってしまう『全粒粉』製品について、栄養を学んだからこそ感じることを綴ります。
全粒穀物を多く含んでいると見積もってしまう
こちらの研究(https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-08/tuhs-cbw080520.php)によると、多くの方は全粒粉パンやクラッカーなどの商品に含まれている全粒粉の量をきちんと把握できないことが多く、全粒穀物が製品に入っているよりも多く含まれていると思ってしまうそうです。
あらっ… 私も一緒かも!と思ってしまいました…
何%入っているかなど記載されている商品をあまりみたことがないので、当然と言えば当然のように思います。
仕事で栄養の話しをしていると、
「玄米ごはんにしている」
「パンは全粒粉パンにしている」
というようなお声をよく聞きます。
そのような選択をしているから栄養が摂れているとか、健康な食事になるというニュアンスで話す方がいらっしゃいます。その気持ちは、栄養学を学ぶ前の私も同じなので、気持ちは痛いほどわかります。
だからこそ、管理栄養士としてよりよい情報をたくさんの方々に伝えたいな~と思い日々仕事をしています。
実際にはどのくらいの全粒穀物が入っているのか
正直なところ、どのくらいの全粒穀物が入っているのかわかりません。
ということで、全粒粉入りというネーミングのパンの原材料をチェックしてみました。
原材料の記載には、多く使用しているものから表示をするということが決まっていますので、先に記載のある食材が多く使用されています。
製パン会社のHPをチェックしてみると、酵母のエサとなる糖分、パンをソフトに仕上げるための油脂よりも後に小麦全粒粉が記載されていました。
絶対とは言い切れませんが、食パンのようなソフトなパンを作る場合の油脂は、多くて粉の15%くらいとなることが多いようです。私がソフトなパンを作る場合、10%弱くらいが多いです。
もし、そうだと仮定すると、ショートニングなどの油脂の後に記載されている小麦全粒粉は、小麦粉などの粉の15%未満ということになりますね。
私がいつもパンを作る時は小麦粉全体の20~30%を全粒粉にしています。糖分や油脂の量の後に記載されているとなると、スーパーやコンビニで売っている全粒粉入りパンの全粒粉の使用量は、その半分くらいの量なのかもしれません。じゃないと、あんなにふわっとした食パン生地を作ることは難しいかも。
そう考えると、ふわっとソフトなパンを作る企業の努力ってすごいな~と感じます。
どのような選択肢をするか
菓子パンや総菜パンを食べるよりも、全粒粉入りのほうがよいです。
精白された小麦粉に比べ、特に食物繊維とビタミンB群が豊富に含まれるからです。
- 普通のパンよりも全粒粉パンをを選びながら、食物繊維が豊富な食材(野菜やフルーツなど)も積極的に食べる!
- 全粒粉がより豊富なパンを選ぶ!
- パンを自作する!
というような選択があるかと思いますが、私はパン作りが好きなので、ホームベーカリーに頼って、自作を続けようかな~と思います。
でも、たまには楽したいし、自分で作るよりも全粒粉が多く配合されているパンを食べてみたいので、今度試してみようと計画中。楽しみ!
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